夜勤中の食事で気をつけたいポイント

看護師が従事する夜勤は、体調が崩れる原因になりやすい勤務形態です。特に崩れやすいのが、1週間のうちに夜勤の日と日勤の日がある状況でしょう。生活リズムが崩れると、ホルモンバランスにも影響を与えます。夜勤中のジャンクフードや夜勤明けの大食いなどは、その瞬間は満たされても肥満の原因になり体に良いものではありません。

夜勤中の食事でおすすめなのは、タンパク質やカルシウムが多めの食事です。さっとエネルギーを摂取するなら、おにぎりやパンといった炭水化物も良いでしょう。そのほか、チーズやヨーグルト、小魚、もし多少落ちついて食事がとれそうなら、脂質が少なめの鶏肉をおかずにしたお弁当がおすすめです。

タンパク質の比率が多い食事は、夜食を食べた後の高血糖値状態を早く低下させる研究結果があります。食後眠くなりがちな夜勤中の食事において、高血糖値状態が早く解消されれば眠気の減退や疲労感の解消につながるのです。

また、チーズやヨーグルト、小魚に含まれるカルシウムは、夜勤時のイライラなど心の落ち着きのなさを和らげる効果が期待できます。特にチーズや小魚には小分けパックがあったり、ヨーグルトは飲料タイプのものがあったりと、摂取しやすいものが販売されていることもメリットです。

食事も含め、夜勤は慣れるまで身体への負担が大きくなります。1週間の中でこの曜日は夜勤と決まったシフトにしたり、夜勤専従として働いたりすることでも、生活リズムが安定するでしょう。