不規則な食事による仕事への影響と解決策

看護師の業務中は人の命に関わっているという緊張感を常に持ち、休憩時間でも患者の急変に対応しなければならないなどとても忙しい仕事です。そのため、食事も不規則になりがちで食べられなかったり、毎回バランスの良い食事をとるのが難しかったりすることから、体調を崩しやすい傾向にあります。

特に夜勤で生活リズムが変わり、本来寝ている時間に働くことで体内時計のリズムが崩れると、ホルモンバランスの乱れにつながりかねません。その結果、食欲増進ホルモンの影響で食欲が増え、食べすぎてしまうのです。そうなると血糖値が上がり、糖尿病などになる恐れがあります。

また、不規則な生活により交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経にも影響を及ぼすでしょう。つらかったり、やる気が出なかったりと身体に不調を感じたら、自律神経の乱れが原因の可能性があります。自律神経が乱れると血流が悪くなるため、肩凝りや頭痛に悩まされることも多いです。

このような状態になるのを防ぐには、食生活が大事なポイントとなります。夜勤の日であっても時間を決めて3回きっちりと食事をとり、手が空いたときにドカ食いしてしまうのを防ぎましょう。

食事の間隔を空けすぎると、空腹によってアドレナリンが分泌され攻撃的になります。些細なことでイライラしたり、集中力が欠けたりと身体の不調以外でも業務に支障が出てるのです。そこで食事をとることでリラックスできるため、自律神経を休ませることにもつながります。